20年近く続いた慢性的な腰痛が改善した30代男性の症例紹介|長年の腰痛でお悩みの方へ

患者様の悩み・施術内容

患者様情報

  • 年齢・性別:30代・男性
  • 主な症状:腰痛
  • お悩み:20年近く腰痛が続いている

来院時の状態

患者様は20年近く腰痛に悩まれていました。

特に勉強を集中して続けた後に疲労が蓄積すると腰痛が強くなり、腰の下部に持続する痛みを感じていました。また、疲労の蓄積や長時間の労働、長時間の座位、長距離運転などによって症状が悪化する傾向がありました。

腰痛だけではなく、

  • めまい
  • 耳鳴り
  • 不眠
  • 身体のだるさ
  • 動悸

といった不調も同時にみられ、日常生活にも影響が出ている状態でした。

当院ではまず詳しくお話を伺い、痛みが現れる状況や生活習慣、睡眠状態、疲労の程度などを確認しました。そのうえで身体全体の状態を評価し、東洋医学的な所見も合わせて施術方針を決定しました。

施術では、東洋医学の考え方に基づき、腰を支える働きと関係が深いとされる「腎」の機能を整えることを目的として全身のバランスを調整する施術を行いました。局所だけを施術するのではなく、身体全体の状態を整えながら腰への負担を軽減できるよう施術を進めました。


症状の情報

腰痛について

腰痛とは

腰痛とは、肋骨の下からお尻の上あたりまでの範囲に生じる痛みや重だるさ、不快感を指します。非常に多くの方が経験する症状であり、一生のうちに約8割の人が腰痛を経験すると報告されています。

腰痛には、骨折や感染症、悪性腫瘍など明らかな原因が見つかるものもありますが、多くは画像検査だけでは原因を特定できない「非特異的腰痛」とされています。こうした腰痛では、筋肉や靱帯、関節などの組織への負担に加え、疲労、睡眠不足、精神的ストレス、長時間同じ姿勢を続けることなど、複数の要因が重なって症状が続くと考えられています。

また、慢性的な腰痛では痛みが長期間続くことで身体が痛みに敏感になり、少しの負担でも症状を感じやすくなることがあります。そのため、単に腰だけを見るのではなく、生活習慣や仕事、睡眠、身体全体の状態を総合的に確認することが重要とされています。国内外の腰痛診療ガイドラインでも、問診と身体所見を丁寧に行い、必要に応じて生活背景も含めて評価することが推奨されています。


腰痛の症状原因

腰痛の原因は一つとは限らず、さまざまな要因が組み合わさって起こることが少なくありません。

代表的な原因として、長時間のデスクワークや運転による同一姿勢、重い物を扱う作業、運動不足による筋力低下、過度な疲労などが挙げられます。これらが続くことで腰周囲の筋肉や関節への負担が増え、痛みが生じやすくなります。

さらに近年の研究では、睡眠不足や慢性的な疲労、精神的ストレスなども慢性腰痛と関連することが報告されています。十分な睡眠が取れない状態では身体の回復が妨げられ、痛みが長引きやすくなる可能性があります。また、長期間痛みが続くことで活動量が減少し、筋力や体力が低下してさらに腰へ負担がかかるという悪循環に陥ることもあります。

一方で、発熱、強い外傷、下肢の著しい筋力低下、排尿・排便障害などを伴う腰痛は、重大な病気が隠れている可能性もあるため、速やかに医療機関での診察が必要です。腰痛の原因を適切に見極めるためには、自己判断せず必要に応じて医療機関で評価を受けることが大切です。


腰痛のときにやってはいけないこと

腰痛があると、「できるだけ動かないほうが良い」と考える方も少なくありません。しかし、重い病気や骨折などが否定されている一般的な腰痛では、必要以上の安静を長期間続けることは現在ではあまり推奨されていません。

痛みが強い急性期を除き、無理のない範囲で日常生活を続け、少しずつ身体を動かすことが回復につながるとされています。長期間寝たままでいると筋力が低下し、かえって痛みが長引く可能性があります。

また、痛みを我慢して重量物を持ち続けたり、同じ姿勢で長時間座り続けたりすることも避けたい行動です。デスクワークや運転が続く場合は、30~60分程度を目安に立ち上がって身体を動かすことが勧められています。

自己流の強いストレッチや無理なマッサージで痛みを我慢しながら刺激を加えることも、症状によっては悪化につながる可能性があります。まずは痛みの程度に応じて適切な評価を受け、自分の状態に合った運動やセルフケアを行うことが重要です。痛みが急激に悪化する場合や、足のしびれ・筋力低下、排尿排便障害などを伴う場合は、速やかに医療機関を受診してください。


治療結果と経過

初回の施術では、身体全体の状態を確認したうえで、東洋医学の考え方に基づき「腎」を補うことを目的とした施術を行いました。

施術後も身体の変化を確認しながら継続的に調整を行いました。

治療経過

  • 3回目の施術後:腰痛が軽減し、日常生活での負担が少なくなりました。
  • 5回目の施術後:腰痛はわずかとなり、症状の改善を実感されました。
  • 8回目の施術:腰痛は消失し、施術を終了しました。

※改善経過には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。


担当者からのメッセージ

腰痛は、多くの方が経験する身近な症状ですが、長期間続く場合には生活習慣や身体全体の状態が影響していることも少なくありません。

今回の患者様も20年近く腰痛に悩まれていましたが、丁寧にお話を伺い、身体の状態を確認しながら施術を継続した結果、段階的に症状の変化がみられました。

当院では、痛みのある場所だけを見るのではなく、問診や身体の状態を丁寧に確認し、お一人おひとりに合わせた施術を心掛けています。また、必要に応じて日常生活で気を付けたいことや身体への負担を減らすためのアドバイスもお伝えしています。

「長年腰痛が続いている」「検査では大きな異常がないと言われたが不調が続く」「疲れると腰痛が悪化する」といったお悩みがありましたら、一人で抱え込まずお気軽にご相談ください。

患者様のお身体の状態を丁寧に確認し、安心して施術を受けていただけるよう努めています。