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年末に疲れやすい・過労を感じる原因とは?身体が出している不調のサインと鍼灸による整え方

〜「疲れやすい」「過労気味」は身体からの重要なメッセージです〜

年末が近づくと、「特別に強い症状はないけれど、以前より疲れやすい」「少し動いただけでぐったりする」と感じる方が増えてきます。
このような状態は、いわゆる年末疲れと呼ばれるものですが、実際には身体が限界に近づいているサインであることも少なくありません。

年末は仕事や家事、行事などが重なり、知らず知らずのうちに無理をしやすい時期です。
さらに寒さが加わることで、身体は体温を保つために多くのエネルギーを消費します。
その結果、「疲れやすい」「回復が遅い」「過労気味」といった状態に陥りやすくなります。

これらは決して気のせいではなく、身体が静かに発している調整が必要ですよというサインです。


年末になると「疲れやすくなる」理由

年末疲れが起こりやすい背景には、いくつかの共通点があります。

・仕事の忙しさによる長時間労働
・睡眠時間や生活リズムの乱れ
・寒さによる血流の低下
・食事時間や内容の偏り

これらが重なることで、身体は回復する余裕を失い、疲労を溜め込みやすくなります。

東洋医学では、身体の状態を「気・血・水」のバランスで考えます。
年末は特に、気(エネルギー)の消耗が激しくなりやすく、
それに伴って血の巡りも低下しやすい時期です。

「以前より疲れやすい」「休んでも疲れが取れない」と感じる場合、
それは単なる年齢や忙しさの問題ではなく、身体のバランスが崩れているサインかもしれません。


年末疲れの身体のサイン①

疲れやすい・過労感が抜けない

年末疲れで最も多く見られるのが、
疲れやすい・過労感が続くという状態です。

・少し動いただけで疲れる
・以前より体力が落ちた気がする
・休日に休んでも回復しない

このような状態は、東洋医学では「気虚(ききょ)」と呼ばれる状態に近いと考えます。
気とは、身体を動かし、内臓を働かせ、回復させるためのエネルギーです。

気が不足すると、
・疲れが抜けにくい
・集中力が続かない
・気力がわかない

といった症状が現れやすくなります。


年末疲れの身体のサイン②

胃腸の働きが落ちている

疲れやすさと深く関係しているのが、胃腸の状態です。

・食後に胃が重い
・食欲がわかない
・食べると眠くなる

年末は外食や食事時間の乱れが増えやすく、胃腸に負担がかかりやすい時期です。
東洋医学では、胃腸は「気」を作り出す大切な役割を担っていると考えます。

胃腸が疲れると、エネルギーを十分に作れなくなり、
結果として全身の疲れやすさにつながります。


年末疲れの身体のサイン③

下腹部が冷えやすい・力が入らない

・お腹を触ると冷たい
・下腹部に力が入らない
・疲れると腰がだるくなる

このような状態も、年末疲れの特徴のひとつです。
寒さと過労によって、身体の土台となる部分の力が落ちている可能性があります。


疲れやすい・過労時に意識したいツボ

年末疲れを感じている方に、セルフケアとして意識していただきたいツボをご紹介します。

中脘(ちゅうかん)

中脘は、身体の中心線上で、おへそから指幅5本ほど上にあります。
胃腸の働きを整えるツボとして知られており、
・食後の重だるさ
・疲れやすさ
・胃の不快感

などに用いられます。

胃腸が整うことで、エネルギーを作る力が高まり、
疲れにくい身体づくりにつながります。


足三里(あしさんり)

足三里は、膝蓋骨のすぐ外側にあるくぼみから、指幅4本下がったすねのふちにあります。
古くから健康維持と病気の予防のツボとして知られています。

疲れやすい方、体力の低下を感じている方には特に重要なツボです。
全身の巡りを助け、回復力を高める働きが期待できます。


関元(かんげん)

関元は、おへそから指幅4本下にあるツボです。
身体の土台となるエネルギーに関わるとされ、
・慢性的な疲労
・冷え
・過労感

を感じる方に用いられます。

年末の疲れが溜まりやすい時期には、身体を内側から支える役割を果たします。


年末疲れを放置するとどうなる?

「忙しい時期だから仕方ない」と年末疲れを放置してしまうと、
・年明けも疲れが抜けない
・寒い時期に腰痛や関節痛が出る
・春先まで体調を崩しやすくなる

といった状態につながることがあります。

身体は、限界まで我慢すると回復に時間がかかります。
疲れやすい・過労を感じた段階で整えることが、結果的に一番楽な選択です。


鍼灸で行う年末疲れへのアプローチ

鍼灸では、
・疲労で乱れた自律神経の調整
・血流を促し、冷えを改善
・胃腸や内臓の働きをサポート

といった施術を行い、回復しやすい身体づくりを目指します。

症状が強く出る前のケアこそ、年末には重要です。


まとめ

年末疲れは、
・疲れやすい
・過労感が抜けない
・胃腸の調子が落ちる
・冷えやだるさを感じる

といった形で現れます。

「まだ大丈夫」と無理を重ねる前に、
身体が出しているサインに目を向けてみてください。

今年の疲れを来年に持ち越さないために、
早めのケアをおすすめします。