肩こりと原因について

肩こりとは病名ではなく、首から肩、背中にかけて筋肉がこわばり、こりや痛みを引き起こす症状のことです。

単に肩こりと言っても不眠、うつ病、頭痛の原因になっていることがよくあります。肩、首の上には頭があるので精神的、身体的に影響が大きいです。

肩を中心に頚の後ろから肩甲骨の間まで、自覚的なものから触って分かる他覚的なものまで範囲が広いです。

肩こりは痛い部分の筋肉の疲労から内臓など身体の内側が原因のものなどがあると言えます。

あまりにひどいときには病院や肩こりのための外来などに通う方もいらっしゃるでしょう。
ただ原因を把握して治療するというようなことは少ないようです。病院は患者さんが多く一人ひとりに丁寧に対応するのは難しいようです。

では肩こりの原因とは何でしょうか?だいたい4つに分類されます。

1 筋肉性によるもの
これは同じ姿勢をつづけていたり、枕が合っていなくて筋肉の疲れがとれないことが原因です。

2 目の疲れからくるもの
パソコンやスマホが原因で多くなっています。ストレートネック(いあわゆるスマホ首)になっていることが多いです。

3 自律神経失調からくるもの
不眠が原因で疲れが肩に出て、絶えず身体に力が入り首の筋肉がガチガチに固まっている方が多いです。

4 内臓下垂からくるもの
痩身、肥満、高齢者に多いです。お腹の皮膚と肩の皮膚は一枚続きなのでお腹の皮膚によって引っ張られて肩に負担がかかることがあります。この症状の肩こりは腰痛も一緒に併発していることがよくあります。

上記の4つにキレイに分かれるというより原因が二つであったりします。

丁寧に診断をすることにより原因を把握して治療をするため早期の回復が見込めます。

肩こりになる多くの方は疲労に疲労を重ねている頑張り屋さんです。

身体が悲鳴を上げていて休息をとりたがっているサインです。