1.患者様の悩み・施術内容
今回ご紹介するのは、30代女性の不眠に関する症例です。
患者様は半年前から、
・なかなか寝付けない
・眠っても夢をよく見て熟睡感がない
・夜中に目が覚める
といった睡眠の質の低下に悩まれていました。
さらに、
・動悸
・目の乾き
・頭がぼーっとする
といった症状に加え、食欲不振や頭痛、腰のだるさ、疲れやすさなど、全身的な不調も重なっていました。
日常生活にも影響が出ており、「しっかり休んでも回復しない」という状態が続いていたため、不安を感じて来院されました。
当院ではまず問診にて、症状の経過や生活状況、体調の変化を丁寧に確認しました。あわせて触診を行い、身体の緊張状態や反応を細かく把握していきます。
その結果、全体的に体力が低下している状態(虚弱傾向)がみられ、特に消化器系の働きの低下が関与している可能性が考えられました。食欲不振や疲れやすさもこの影響と一致しており、睡眠の質低下にも関連していると判断しました。
施術では、まず身体の土台を整えることを目的に、消化器系の働きを高めるアプローチを中心に行いました。強い刺激ではなく、身体に負担の少ないやさしい刺激で全身のバランスを整える施術を継続しました。
2.症状の情報
不眠について
- 不眠の症状とは:
不眠とは、十分な睡眠時間を確保しているにもかかわらず、「寝つきが悪い」「途中で目が覚める」「朝早く目が覚める」「熟睡感がない」などの状態が続き、日中の生活に支障をきたす状態を指します。本症例のように夢を頻繁に見る場合、睡眠が浅い状態が続いている可能性があり、疲労回復が不十分になることがあります。加えて、日中の集中力低下や倦怠感、頭がぼーっとする感覚なども関連して現れることが知られています。 - 不眠の症状原因:
不眠の原因は多岐にわたり、生活習慣、ストレス、身体的な不調などが関係します。特に、消化機能の低下や慢性的な疲労は、身体の回復力を低下させ、睡眠の質に影響を与えることがあります。また、動悸や目の乾きといった自律神経に関連する症状がみられる場合、身体の調整機能が乱れている可能性も考えられます。本症例では、食欲不振や疲れやすさが同時にみられており、身体全体の機能低下が背景にあると判断しました。 - 不眠のときにやってはいけないこと:
不眠の状態では、「無理に寝ようとすること」や「寝る直前までスマートフォンやパソコンを使用すること」は、かえって睡眠の質を低下させる要因になります。また、日中の過度なカフェイン摂取や不規則な生活リズムも、睡眠に影響を与えることが報告されています。さらに、身体が疲れている状態で無理を続けることは、回復を遅らせる可能性があります。そのため、まずは生活リズムを整え、身体の負担を減らすことが重要です。
3.治療結果と経過
施術は、身体の状態に合わせて無理のないペースで行いました。
初回の施術後は大きな変化はみられませんでしたが、2回目の施術後には、
・食欲不振の改善
・頭痛の軽減
・腰のだるさの消失
・疲れやすさの改善
といった変化が確認されました。
これにより、身体全体の状態が徐々に整ってきていることがうかがえました。
その後も施術を継続し、4回目の施術後には、
・睡眠の質の改善
・夢を見る頻度の減少
・動悸の軽減
・頭のぼんやり感の消失
など、主訴であった不眠を含めた症状の改善が確認されました。
最終的に、4回の施術で日常生活に支障のない状態まで回復されました。
※症状の経過や改善の程度には個人差があります。
4.担当者からのメッセージ
不眠は「眠れない」という症状だけでなく、今回のように動悸や目の乾き、疲れやすさなど、さまざまな不調と関係していることがあります。
特に、食欲不振や疲労感などが重なっている場合は、身体全体のバランスが崩れているサインである可能性があります。そのため、単に睡眠だけに注目するのではなく、全身の状態を丁寧にみていくことが大切です。
当院では、問診と触診を重視し、患者様一人ひとりの状態に合わせた施術を行っています。強い刺激ではなく、身体に負担の少ない方法で整えていくため、はじめての方でも安心して施術を受けていただけます。
「しっかり休んでも疲れが取れない」
「眠っているのに回復した感じがしない」
このようなお悩みがある方は、一度ご自身の身体の状態を見直すきっかけとしてご相談ください。身体を整えることで、自然な回復力を引き出していくお手伝いをいたします。






